国際ボクシング協会(IBA)主催の女子世界選手権2023が3月15日から31日にかけてインド・ニューデーリーで開催されており、26日には女子50kg級の決勝が行われ、ベトナムのグエン・ティ・タムが銀メダルを獲得した。ベトナムの女子ボクサーが世界選手権で決勝に進んだのは今回が初めて。
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グエン・ティ・タムは決勝で地元インドのNikhat Zareenと対戦。Zareenは52kg級の世界女王であり、今回は階級を落としての参戦で、非常に強力なパンチを持っていた。世界チャンプを相手に健闘したグエン・ティ・タムだったが、結果は判定負け。史上初のベトナム人女王誕生とはならなかった。
それでも、世界選手権での決勝進出はベトナム女子ボクシング界で史上初の偉業。過去の最高成績は、ロシアで2019年に開催された女子世界選手権に出場したグエン・ティ・フォン(81kg級)の銅メダルだった。