米資本100%のウインベスト・ベトナム社のチャン・バン・ソン副社長は2日、バリア・ブンタウ省で同社が計画している大型プロジェクトが、土地の引き渡しが遅れているためプロジェクトに着手できないと明らかにした。
これは総投資額42億米ドル(約4120億円)の観光区「サイゴン・アトランティス」建設案件で、今年2月上旬にバリア・ブンタウ省当局から土地100ヘクタール(第1期分)の引き渡しを受ける約束を取り付けていた。同社は土地収用業務を支援するため、土地賃貸料として980億ドン(約5億4000万円)を同市にすでに支払っている。
「サイゴン・アトランティス」は同省ブンタウ市チーリン地区とクアラップ地区に建設される予定で、土地307ヘクタールと海面610ヘクタールが対象になっている。アミューズメント地区のほか、高級ホテル、別荘、ゴルフ場、高級マンション、ショッピングセンター、学校、スポーツ施設などさまざまな施設の建設が予定されている。