ホイアン:歴史保存地区の入場に「観光パスポート」導入へ

2014/06/10 09:49 JST配信

 南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市人民委員会のレ・バン・ザン主席はこのほど、旧市街の中心部である歴史保存地区を訪れる際の入場料徴収の代わりに、「観光パスポート」を導入する計画を明らかにした。

(C)  thanhnien
(C) thanhnien

 「観光パスポート」の導入は、ユネスコベトナム事務所が提案したもの。「観光パスポートには、歴史保存地区内にある各観光スポットの情報を電子化して記録する。有効期限は当該旅行者がホイアンに滞在している間のみ。他人への貸し出しを防ぐため、旅行者の顔写真を貼ることが義務付けられる。「観光パスポート」は、早ければ今年9月、遅くとも来年初めまでには導入される見通し。

 これに先立ち、同市当局は今年4月、歴史保存地区を訪れる観光客に対し観光名所(博物館、中華会館、旧家など)を参観するか否かに関わらず、入場料の徴収を開始したが、観光客から反発を受けたほか、地元住民も入り口で、身分証明書の提示を求められるため、旧市街に住んだり、働いたりしている人々からも不満の声が上がっていた。

[H.X.H, Thanh Nien, 03:00 (GMT+7) 04/06/2014U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市は、観光客に対するサービスの質向上や管理作業の効率化を目的と...
 南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市は最近、◇チャンフー通り、◇グエンタイホック通り、◇バクダン通...

新着ニュース一覧

 米グーグル(Google)と財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は18日、ベトナム国内での...
 英国タイムズ紙(The Times)が発行する高等教育情報誌「タイムズ・ハイアー・エデュケーション(The Time...
 ホーチミン市輸出加工区・工業団地管理委員会(HEPZA)によると、同市の工業団地・輸出加工区は2020年か...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 ドナルド・トランプ米大統領の2025年個人資産開示報告書には、ベトナムでのフランチャイズ契約による50...
 アイウエアの企画・製造・販売・輸出入などを手掛ける株式会社ジンズホールディングス(JINS、東京都千...
 海運や物流事業などを手掛ける韓国の商社STXと、有機質肥料を製造する韓国のミグァン(Mee-kwang)はこの...
 政府は、地域別最低賃金の適用地域区分を7月1日から村レベルの行政区(街区=phuong、村=xa、特区=dac...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は17日、フ
 商工省国内市場管理開発局によると、密輸や貿易詐欺、偽造品、知的財産権侵害の撲滅を目的とした集中取...
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年5月の訪日ベトナム人の数は前年同月比+17.1%増の...
 日本の財務省が発表した2025年5月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比+7.2...
 YKK株式会社(東京都千代田区)は、世界有数の縫製産業拠点に成長したベトナムで、YKKベトナム(YKK VIET ...
 国会は17日、企業法の一部を改正・補足する法律を賛成多数で可決した。同法は7月1日に施行される。 ...
 ペトロベトナムグループ(Petrovietnam)傘下のペトロベトナム・テクニカル・サ
トップページに戻る