- 2階建て観光列車「ザ・ハノイ・トレイン」
- ハノイ~トゥーソンを往復、9月運行開始
- 新たなチケット管理システムも導入
ベトナム鉄道総公社(Vietnam Railways=VNR)は19日、ハノイ市のハノイ駅(Ga Ha Noi)で、2階建て観光列車「ザ・ハノイ・トレイン(The Hanoi Train)」と、生体認証技術を用いたチケット管理システムをお披露目した。
![]() (C) thanhnien |
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「ザ・ハノイ・トレイン」は、ハノイ市の古い呼び名である「古都タンロン」の美しさに着想を得て、かつての5つの城門「オーカウゼン(O Cau Den)」、「オークアンチュオン(O Quan Chuong)」、「オーカウザイ(O Cau Giay)」、「オーチョズア(O Cho Dua)」、「オードンマック(O Dong Mac)」の名をそれぞれの車両に付けた。
この観光列車は、ハノイ駅からトゥーソン駅(Ga Tu Son)までを往復する。9月から運行を開始する予定だ。
2階建ての座席車5両と、写真撮影などを楽しめる2両の編成で、車両ごとに趣を変えた豪華な内装が施されている。大きな車窓から沿線の景色を眺めつつ、「クアンホ(Quan ho)」、「カーチュー(Ca Tru)」といった民謡など、さまざまな伝統芸能を楽しみながら、列車の旅を堪能できる。
またVNRは同日、ハノイ駅で、身分証明書と生体認証技術を用いたチケット管理システムを正式に導入した。
初期はICチップ付き身分証明書で認証を行い、将来的には電子身分証明アプリ「VNeID」と統合し、身分証明書を携帯せずとも電子IDデータで改札を通過できるようにする。