・熱帯モンスーン気候帯に属し、雨季(5月~12月)と乾季(11月~4月)を有する。 ・年間平均湿度:80~82% ・年間平均降水量は:966 ~1325 mm ・年間平均気温:27~28度C
地理 |
・東はホーチミン市とタイニン省、北はカンボジアのスヴァイリエン州、西はドンタップ省、南はティエンザン省に接している。 ・省都タンアン市はホーチミン市から南に47キロ。 |
歴史 |
・元々クメール王国に属していたが、キン族の南進・入植に伴い、18世紀中旬よりグエン(阮)朝に支配・併合された。 |
経済 |
・鉱産物には恵まれていないが、土壌が非常に良く、稲作が盛ん。 ・ホーチミン市の近隣にあり、立地条件が良いため、メコンデルタ地方で最も外資を多く誘致している地方の一つ。工業も発達しており、同省のGRDPの約4割を占めている。 |
観光 |
特産品としては、チャウタイン(Châu Thành)郡のドラゴンフルーツ、同郡ロンチー(Long Trì)村のスイカ、トゥートゥア(Thủ Thừa)郡のサトウキビ、ドゥックホア(Đức Hòa)郡のピーナッツ、ベンルック(Bến Lức)郡のパイナップルなどが挙げられる。
<見所・イベント>
カンズオック郡(Huyện Cần Giuộc):
広大な稲作地を持つ。ござ、木製ボート作りなどで今も栄える伝統工芸村がある。ベトナム南部のサロン・ミュージック「ドン・カー・タイ・トゥー(Đờn ca tài tử)」の発祥地とされており、この音楽の始祖の1人と言われるグエン(阮)朝の楽官であるグエン・クアン・ダイ(Nguyễn Quang Đại)を祀るバンフオック祠(Đình Vạn Phước)がある。
ドン・カー・タイ・トゥーは19世紀末にフエの宮廷雅楽を元に作られた室内楽の一種で、結婚式や祭事などで演奏され、国内の音楽愛好家の間で親しまれてきた。ベトナム南部の歌舞劇「カイルオン(Cải lương)」はこの音楽から派生したものと言われている。ドン・カー・タイ・トゥーは主に月琴や独弦琴をはじめとする4種類の琴で演奏するが、楽曲によっては、これにギター、バイオリンなど他の弦楽器や笛などが加わることもある。演奏者は楽器を奏でながら昔話を元に作曲された唄を歌う。ベトナム南部の生活に根付いた文化であり、現在も幅広い年齢層に親しまれているドン・カー・タイ・トゥーは2013年にユネスコにより無形文化遺産に登録された。
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タインタム花村(Làng hoa kiểng Thanh Tâm):
タンアン市を流れるバムコータイ(Vàm Cỏ Tây)川沿いにある。富士山、アンコールワット、ピラミッド、フエの城郭など世界観光名所の形をした植木が展示されており、中には樹齢100歳以上の植木まである。
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<特産品>
カー・ロック・ヌオン・チュイ(Cá lóc nướng trui):
釣りたてライギョを洗って鱗をそのままに味付けもせず炭火で焼いたもの。2枚に切って中にピーナッツ、油でサラッと炒めたネギを入れて仕上げる。蓮の若葉で包んで、タマリンド唐辛子の入ったヌックマム(魚醤)につけて食べる。なお、乾燥ライギョも同省のお土産として好まれている。
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ラウ・マム(Lẩu mắm):
ナス、香草、キュウリ、スターフルーツ、バナナ、オクラ、苦瓜のほか、水おじぎ草など多くの種類の野菜・果物を使った鍋料理。好みによってウナギ、イカ、エビ、タニシ、豚肉、牛肉などを入れる。発酵魚で作った出し汁につけて食べる。
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ロンアン省関連ニュース |
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最終更新日:2022年2月18日
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