「やらない後悔より、やる後悔」毛利淳樹さん / 建設

2017/04/07 11:40 JST配信

ベトナムで人材紹介を行う JellyfishHR がお届けする在住日本人へのインタビュー。

今回は、 三井住友建設株式会社 へ入社2年目にして海外で働いている 毛利淳樹さん です。

就職当初は「海外で働く」ということを全く予測していなかったという毛利さん。

そんな彼がベトナムで得たこととは?

「まさか自分が行くことになるとは思っていなかった」

― まずは自己紹介をお願いします。

毛利:三井住友建設株式会社の毛利淳樹です。現在入社2年目で、地下鉄工事の設計支援として昨年5月から11月までの6ヶ月間、そして今年2月から4月までの2ヶ月間ベトナムで働いています。

― 学生時代は何を勉強されていたのですか?

毛利:大学では、土木、その中でも橋梁の構造や維持管理について勉強していました。就職も「橋梁に強い会社」ということで今の会社を志望しました。

― その頃から海外で働くことを意識されていたのでしょうか?

毛利:海外は旅行で2カ国行ったくらいで、長期滞在の経験もありません。特に意識していたということではなく、大学生の頃はまさか自分が海外で働くことになるとは思ってもいなかったです。

ベトナムで働くきっかけとは?

― では、なぜベトナムで働くことに?

毛利:本当にたまたまです。海外で働くことを強く志望していたわけではありませんでした。入社後、設計部に配属された直後から今の地下鉄工事の案件に携わり、工事が始まる前と、始まった直後の忙しい時期に若い力も必要だ、ということで私に声が掛かりました。

― 予期せぬ海外出張ということですね!不安とかはありませんでしたか?

毛利:不安はありました。でも、不安よりも若いうちからこういった

「いい経験」 ができるという思いの方が勝り、挑戦することにしました。

ベトナムで働く中での変化

― 実際、ベトナムで働いてみてどうですか?自分の中で変化はありましたか?

毛利:まだまだ発展中の国ということもあって、施工する構造物の大きさも工事の金額も日本では滅多にできないような大きいプロジェクトに関わらせてもらって、すごくいい経験をさせてもらっています。

ただ、その分責任も大きいし、プレッシャーもあります。こういった慣れない環境と大きなプレッシャーの中で、仕事に落ち着いて取り組むよう心がけました。そのおかげで冷静に物事を見ることができるようになったし、度胸もついてきたと自分では感じています。

― 海外の人、ベトナム人と働くという点に関してはどうですか?

毛利:文化や言語はもちろん、 「安全」に関して意識の違い をすごく感じます。今進めているのが都市部での工事であり、観光地の近くでもあります。その分、少しの不注意で工事に関係のない第三者がケガ等の損害を受ける場合があります。そういった「安全」に関する意識が日本人と比べると低いので、少しでも意識に違いが感じられた場合はそこの違いを注意して、取り組んでほしいことなどを丁寧に伝えるようにしています。

― 出張が4月までとのことですが、今後のキャリアプランなどはお考えですか?

毛利:自分が2年目に入ってすぐベトナムに来たので、海外の経験をさせていただいている分、日本の現場をまだ知りません。まずは日本に戻って日本のやり方をしっかりと学びたいです。

日本と海外の現場を両方経験しているということはかなり強みになると思います。日本で働くときは海外のいいところも取り入れて、もし、また海外で働くことがあれば、日本のいいところをどんどん取り入れていきたいです。

また、土木の業界で建設する構造物は、50年100年とこの先ずっと残るものなので、家族や友人に自慢できるようなものを作れたら、と思っています。

― ありがとうございました!残り僅かのベトナム出張頑張って下さい!

― インタビュー後述

「偶然」の経験がその人の生涯に影響を与えることは少なくありません。1つ1つの機会を大切に、「ここだ!」と思ったらぜひぜひそのチャンスに飛び込んでみてください!

著者紹介
JellyfishHR Co.,Ltd
2013年8月から日系人材紹介会社としてベトナムに進出。現在「ハノイ」「ハイフォン」「ホーチミン」の3拠点にて、日系、非日系問わず人材紹介サービスを提供しており、常に100件を超える日本人向けのベトナム勤務の求人・仕事を保有している。
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