英国の格付け会社フィッチレーティングス(Fitch Ratings)は最新レポートの中で、経済の回復や輸出の増加、失業率の改善により借り手の返済能力が向上するため、ベトナム国内の商業銀行の利益も増加するとの見通しを示した。
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統計総局(GSO)によると、2020年7~9月の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は前期の+0.36%から+2.62%に上昇した。同期の労働力人口の失業率は前期の2.73%を下回る2.5%だった。商業銀行の同期業績も著しく改善した。
フィッチは今後12か月で、ベトナム経済が引き続き回復し着実に成長すると予想。また、銀行業界の不良債権比率も抑制されており、新型コロナ前のレベルに戻ると見込まれている。