鉄鋼大手で多角化路線を歩むホアファットグループ[HPG](Hoa Phat Group)傘下のホアファット鋼板(Hoa Phat Steel Sheet)は、10~12月に日本向けとして亜鉛めっき鋼板コイル約8000tを出荷し、海外市場拡大に向けた重要な一歩を踏み出した。
![]() (C) Hoa Phat Group |
厳格な品質基準が求められる日本市場への輸出に成功したことで、国際市場における同社製品の競争力を示した。
出荷された製品は、日本産業規格「JIS G 3302」に適合しており、めっき表面は結晶模様のない仕上げとなっているほか、環境に配慮した3価クロム処理またはクロムフリー処理が施されている。また、製品にはベトナムの原産地証明書(C/O)が付いており、日本の取引先が規定に基づく関税優遇措置を受ける上で有利となる。
同社は2026年3月、日本の認証機関である日本検査キューエイ株式会社(JICQA、東京都中央区)から冷延鋼板や亜鉛めっき鋼板、アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板、塗装鋼板でJIS認証を取得していた。
同社は欧州から導入した年産能力60万tの生産ラインを備え、酸洗鋼板や冷延鋼板など多様な製品を展開している。2026年1~9月期の販売量は30万7000tとなり、ベトナムのめっき鋼板メーカー上位5社に入っている。このうち輸出向けが29.8%を占め、供給先は世界29か国・地域に及ぶ。
今回の日本向け初出荷を弾みに、今後も戦略製品の輸出強化を図る方針だ。






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