国際通貨基金(IMF)が発表した2026年10月の世界経済見通しによると、2026年のベトナムの1人当たり名目国内総生産(GDP)は前年比+8.9%増の5259USD(約83万円)に達し、東南アジア最大の経済規模を持つインドネシアの5153USD(約81万円)を初めて上回る見込みだ。
![]() (C) trungydang / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 (cropped) |
これによりベトナムは、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の中で、◇シンガポール、◇ブルネイ、◇マレーシア、◇タイに次ぐ5位に浮上する見通しだ。
国内の統計でも着実な成長が示されており、財政省傘下統計局(NSO)によると、2026年1~9月期のGDP成長率は前年同期比+9.01%となった。労働者の所得水準も向上しており、同期の労働者の月平均所得は同+9.1%増の910万VND(約5万5000円)となっている。
ベトナムは第14回ベトナム共産党全国大会で、2026~2030年の年平均GDP成長率を+10%以上、2030年までに1人当たりGDPを約8500USD(約134万円)とする目標を掲げており、2045年までの高所得国入りを目指した構造改革を進めている。
積極的な公共投資や外資誘致、輸出の好調が成長を後押ししている。2026年1~9月期の海外直接投資(FDI)実行額は前年同期比+12.1%増の210億7000万USD(約3兆3300億円)と、1~9月期として過去5年で最高水準を記録した。インフラ整備に加え、長期的成長の維持には人材育成や技術開発が不可欠だとみられている。






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