台湾のICT業界大手であるライトン・テクノロジー(LITE-ON Technology)は、人工知能(AI)やクラウドコンピューティング関連事業の急速な拡大に伴い、ベトナムにある全額出資子会社2社に対して合計3億2000万USD(約506億円)の現金増資を実施することを決議した。
![]() (C) Lite-On |
今回の増資はグループの自己資金で賄われ、増資で調達した資金は生産能力の拡張や新工場の設備投資に充てられる。
増資の内訳は、東北部地方クアンニン市のソンコアイ工業団地で新工場建設を進めるライトン・テクノロジー・ベトナム(LITE-ON Technology Vietnam)に2億1000万USD(約332億円)、北部紅河デルタ地方ハイフォン市のベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)で事業を展開するライトン・ベトナム(LITE-ON Vietnam)に1億1000万USD(約174億円)となる。
クアンニン新工場は敷地面積約30haで、工場建屋の規模は既存のハイフォン工場の約4倍となる。11月中に操業を開始する予定だ。
今回の増資により、北米の大手クラウド関連企業からの需要増加に対応して生産能力を拡大する。ライトンは、AIデータセンター向け電源管理、液冷技術、光通信などを重点分野としている。
ライトン・テクノロジーの2026年1~9月期業績は、売上高が前年同期比+26%増の約48億3000万USD(約7600億円)となり、AI関連事業が売上高全体の30%超を占めた。
北米拠点への9億1900万USD(約1450億円)の投資計画と並行し、ベトナムを主要な生産拠点としてグローバルなAIインフラ需要の取り込みを図る方針だ。







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