- 2013年に全額出資子会社を設立
- ライトン・ベトナムに2億USD増資
- 子会社はグローバル企業向けに部品供給
台湾のICT業界大手であるライトン・テクノロジー(LITE-ON Technology)は、ベトナム事業の拡大に向けて、2億USD(約310億円)を追加投資する計画だ。
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10月末の投資家との会合で取締役会が決議したもので、増資先は北部紅河デルタ地方ハイフォン市に拠点を置く子会社のライトン・ベトナム(Liteon Vietnam)となっている。
ライトン・ベトナムは2013年に設立された全額出資子会社で、電子基板、Wi-Fiモジュール、プリンター部品などを生産しており、台湾のエイスース(ASUS)、米国のアマゾン(Amazon)、日本のソニー(Sony)、韓国のサムスン(Samsung)などのグローバル企業向けに部品供給している。
同社は近年、ベトナムを戦略拠点として位置づけており、投資拡大を続けている。2025年3月には、東北部地方クアンニン省クアンイエン沿岸経済区内のソンコアイ工業団地で投資総額6億9000万USD(約1060億円)、敷地面積30haの新工場を着工した。同工場は11月に第1期の稼働を開始し、年間6400万個超の生産能力を確保する計画だ。生産能力は2028年に9500万個、2030年には1億2400万個まで拡大する見込みだ。
また、同社は2025年4月に、2500万USD(約38億5000万円)をベトナム事業向けに追加投資したほか、VSIPハイフォン工業団地にある工場にも9600万USD(約148億円)を投入し、スマートファクトリー化を進めている。
ライトンは今後、台湾やベトナム、北米を主要生産エリアとし、生産体制の柔軟性を高めながら、グローバル需要への対応力強化を図る方針だ。



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