世界銀行(WB)は、6日に公表した東アジア・太平洋地域(EAP)に関する最新の経済見通しの中で、2026年のベトナムの国内総生産(GDP)成長率予測を前回から+1.1%pt上方修正し、同地域で最高となる+7.4%とした。2026年の同地域全体の成長率は+4.5%と予測されている。
![]() (C) Nathan.cima / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 |
ベトナムの成長をけん引するのはハイテク製品の製造・輸出で、世界的な人工知能(AI)関連需要の拡大が追い風となっている。ベトナムはコンピュータやサーバーなどの最終組み立て拠点としてAI関連のグローバルサプライチェーンに組み込まれており、同分野の輸出増が際立っている。
また、過去5年間で最高水準となった海外直接投資(FDI)の実行額に加え、エネルギーや交通、物流などのインフラ開発に向けた公共投資の執行促進も経済活動を支えている。
一方、燃料や住居費の上昇に伴うインフレ圧力に加え、電子製品の在庫積み増しや半導体チップ・燃料価格の上昇を背景に輸入が増え、外貨準備高が減少していることも課題として指摘された。なお、2026年の平均インフレ率は+4.2%と予測されている。
世界銀行は、AI関連需要の継続や公共投資の拡大などを背景に、2027年も+7.4%の成長を見込んでいる。






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