- 露企業が研究用新原子炉の建設支援
- ダラットの既存の原子炉と置き換え
- 越首相がロスアトム社長と会見
![](https://www.viet-jo.com/image/provinces-vn/DONG-NAI-265.jpg)
科学技術省傘下のベトナム原子力研究所(VINATOM)が先般発表したところによると、ロシアの国営原子力企業ロスアトム(ROSATOM)が、研究用原子炉の建設および人材育成を含む原子力科学技術研究センタープロジェクトの展開でベトナムを支援している。
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同プロジェクトは、2011年に締結された両国政府間協定のもとで展開され、ベトナムにおける原子力の応用を促進し、社会経済開発に貢献するものと期待される。
南中部高原地方ラムドン省ダラット市にある既存の原子炉と置き換える新原子炉は、東南部地方ドンナイ省に立地し、出力は10MW。新原子炉では、照射材料科学や放射性同位元素、原子炉工学、放射線安全などに焦点を当てる形で原子力技術を開発する。
科学技術省はプロジェクトの実現可能性調査報告書、安全分析報告書、設計文書の検証・評価に向けて、ベトナムの専門家らが原子炉の設計や安全性の評価・分析に有利な条件で参加できるようロスアトムに要請した。
なお、ファム・ミン・チン首相は19日、ベトナムを訪問したロスアトムのA.E.リハチェフ(A.E.Likhachev)社長と会見し、同プロジェクトを含む両国間のエネルギー協力促進について話し合った。