中国自動車大手の広州汽車集団(GAC)傘下の電気自動車(EV)メーカーである広汽埃安(AION＝アイオン)は15日、ホーチミン市7区のショールームでEV「AION Y Plus」と「AION ES」の2車種のお披露目式典を開催した。

(C) cartimes

　「AION Y Plus」の販売価格は8億8800万VND(約530万円)となる。三菱のエクスパンダーとサイズが似ている多目的車(MPV)で、全長4535mm、全幅1870mm、ホイールベース2750mm。バッテリー容量63.2kWhのモデルでは204馬力エンジンを搭載し、最大トルクは225Nm、フル充電時の走行距離は490kmとなる。

　「AION ES」の販売価格は7億8800万VND(約470万円)となる。Dクラスセダンで、全長4810mm、全幅1880mm、ホイールベース2750mm。エンジンの最高出力は134馬力、最大トルクは225Nm、フル充電時の走行距離は440kmとなっている。

　2車種のいずれも、現時点で最も安全かつ長距離移動に適している耐火性に優れたバッテリーを使用している。また、AIONのショールームや自宅以外に、「EVワン(EV ONE)」や「エバー・チャージ(EverCharge)」などのEV用充電スタンドでの充電が可能だ。

　なお、同社は10月15日から11月30日までに同2車種を購入した先着100人を対象にキャンペーンを実施している。