ファム・ミン・チン首相は1日、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の創立30周年記念式典で同社に表彰状を授与した。

(C) tuoitre

　チン首相は、ベトナムが達成した近年の成果は、ベトナム航空を含む航空業界の貢献によるものだと評価した。

　チン首相は、ベトナムには現在複数の航空会社があり、民間の航空会社の発展を奨励しているが、国営のベトナム航空は依然として業界のリーダーであり、経済活動だけでなく、国が危機に陥った時には国防・安全保障の任務も担っていると強調した。

　チン首相はベトナム航空が目指すべき今後の方向として、環境に配慮した持続可能な航空会社へと発展させ、ベトナム独自の文化に根ざしたベトナム航空のブランドを構築することに投資し、国の発展の要求に応え、時代の変化に対応できる現代的な航空会社になるよう求めた。

　ベトナム航空によると、30年間で延べ3億5000万人の乗客にサービスを提供し、470万tの貨物を輸送した。国内外の53か所へ100近くの路線を運航し、スカイチーム(SkyTeam)を通じて世界の1000か所余りを結んでいる。

　同社は現在、英国航空サービスリサーチ会社であるスカイトラックス(Skytrax)の4つ星基準を満たしているが、5つ星の獲得を目指している。