国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)傘下のベトテル航空技術センター(Viettel Aviation Technology Center=VATC)は、「国家重点プロジェクト」と位置付ける国産有人航空機の研究・設計・製造・飛行試験に向け、技術者の大規模募集を開始した。
![]() (C) QPVN |
ベトテルは固定翼機やヘリコプターの開発を見据え、専門人材の確保と試作・試験設備の整備を進めている。
有人機開発に向け幅広い分野で人材募集
募集対象となる技術者の専門分野は、内燃機関や空力、機構設計、複合材料(コンポジット)、電装・制御、駆動系・エネルギー統合、飛行試験など広範に及ぶ。
特にヘリコプター技術領域では、トランスミッションやギヤボックスの設計のほか、飛行制御や油圧系統・航空電子機器(アビオニクス)の統合に携わった実務経験が10年以上ある専門家も求めている。
VATCは2025年8月に設立され、前身のヘリコプター・固定翼機開発部門の業務を継承する。同センターの設立は、軍用・民生用の両分野に対応する航空技術の研究・設計能力を強化し、技術の自立化を図ることを目的としている。
試験基盤の整備と無人機開発実績の応用
あわせてベトテルは、面積14.6haの敷地に整備する「H2統合工場」と「TN1地上試験場」で使用する設備・機器の調達手続きを進めており、軍民両用の航空技術や低空経済(Low-Altitude Economy=LAE)を見据えた開発環境の整備を加速させている。
同社はすでに、翼幅18m、最大飛行高度7000m、行動半径1000km、最長連続飛行時間12時間を誇る長距離多目的偵察無人航空機(UAV)「U3」の開発に成功しており、累計300時間近くの試験飛行を通じて技術的な知見を蓄積した。こうした経験が、今後の有人機開発にも生かされることが期待される。






免責事項)
)
)
)
)
)
)


)
)
)

)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)