仏航空機大手エアバス(Airbus)は、ベトナムにおける旅客数が今後20年間で年平均+7.7%増加し、ベトナムでは既存の航空機とは別に新たに約1000機が必要になるとの予測を明らかにした。
![]() (C) UR-SDV / Wikimedia Commons / CC0 |
ベトナムの旅客数の伸び率は世界平均の約2倍に相当するほか、アジア太平洋地域のワイドボディ機需要は今後20年間で約3420機に達し、世界全体の約4割を占める見通しだ。
現在、ベトナムの航空各社はエアバス製航空機約230機を運用しており、220機以上が発注済みとなっている。同社のベトナム市場におけるシェアは、ナローボディ機で90%、ワイドボディ機で50%となっている。
ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、A350型機14機を運用している。一方、国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)はA330型機を運用しているほか、A330-900型機40機を発注している。
また、エアバスは、地場企業によるA321neo型機の非常口関連部品のドイツ向け供給をはじめとするサプライチェーンへの参画のほか、軍用輸送機の運用に関する協力やヘリコプターの整備拠点設置、ベトナム科学技術研究所(VAST)との地球観測衛星「VNREDSat-2」の開発、IT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPTソフトウェア(FPT Software)などとの人材育成でも連携を深めている。
さらに、2026年末に東南部地方ドンナイ市で開港予定のロンタイン国際空港向けに、エアバスは長距離型のA350型機や貨物専用機の活用を提案している。
なお、建設省傘下ベトナム航空局(CAAV)によると、2026年10月15日時点におけるベトナム国籍の登録航空機数は261機となっている。首位のVJCが107機、2位のHVNが94機を保有しており、両社で全体の約77%を占める。各社は需要の増加に対応するため、機材の拡充を進めている。






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