地場食品スーパーチェーンのキングフードマート(Kingfoodmart)は、10月中旬にハノイ市のマンション「イエンホア・パーク・ビュー(Yên Hòa Park View)」に同市1号店を開店した。
![]() (C) Kingfoodmart |
南部で8年間にわたり事業を展開してきた同チェーンにとって、北部市場への初進出となる。同チェーンの親会社であるシードコム・フード(SEEDCOM FOOD、ホーチミン市)は、カフェチェーンのザ・コーヒー・ハウス(The Coffee House)などの事業を売却してポートフォリオを再編し、中核である食品小売事業にリソースを集中させている。
ハノイ1号店は北部市場への展開を検証する試験店舗と位置付けられ、11月には実店舗と連携したオンライン販売(O2O)も開始する予定だ。キングフードマートは、主にホーチミン市(旧ビンズオン省を含む)で店舗網を展開している。出店形態を路面店から中・高級マンション内の店舗へとシフトさせており、200~500m2規模の店舗で生鮮食品や輸入食材などを幅広く取り扱う。
北部市場は、イオングループ傘下のイオンマックスバリュ(AEON MaxValu)が22店舗、フジマート(FujiMart)が23店舗を展開するなど競合が多い。しかし、消費者購買行動分析会社のニールセンIQ(NielsenIQ)の報告によると、ベトナムの消費者の47%が物価高への対応として自炊を選択し、59%が大型スーパーよりミニスーパーを好むなど、消費行動に変化がみられる。
市場調査レポートによると、2026年3月時点でベトナムの主要な近代的小売チェーンの店舗数は前年同期比+24%増の1万3815店舗に達し、このうちミニスーパー・食品店は+30%増の8591店舗となり、急速に店舗数を伸ばした。







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