株式会社成城石井(神奈川県横浜市)は、ベトナムの優遇制度や多国間貿易協定を活用した「複数国間連携モデル」を構築し、新商品「成城石井 手延ばし生地のピッツァ」2品を11月21日に発売する。
![]() (C) 成城石井 |
イタリアから調達した原材料を使い、ベトナムの工場で手延ばし製法によりピザを製造し、日本に輸入する仕組みを導入した。食品の原材料費などが高騰する中、関税や製造コストを抑えた。マルゲリータピッツァの販売価格は、日本国内で同等の品質の商品を製造する場合に比べて約25%低く設定した。
同社が活用するベトナムのEPE(輸出加工企業)制度は、輸出向け製品の製造に使う原材料を輸入する際に、関税が免除される仕組みだ。EPEには非関税区域の優遇措置が適用される。成城石井が製造を委託するベトナムのEPE認定工場では、イタリアで製造された小麦粉やイタリア産チーズを無関税で調達できる。
さらに、ベトナムで製造したピザ2品を日本に輸入する際は、包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)の適用により、関税がかからない。
製造面では、機械では出せない食感を追求するため、高い技術を有するベトナムの工場で生地を1枚ずつ手で伸ばす手延ばし製法を採用した。
成城石井は、これまで日本国内メーカーへの製造委託を中心にオリジナル商品を展開してきたが、高度な加工技術を持つベトナムの工場と提携し、国際的な貿易枠組みを活用することで、高品質な商品を手頃な価格で提供する新たな調達モデルを実現している。







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