- MAURをプロジェクト事業主体に指定
- ビンズオン新都市~スオイティエン間
- トゥーザウモット~ヒエップビン間
ホーチミン市人民委員会はこのほど、新たな都市鉄道(メトロ)路線2本の整備に向け、同市メトロ管理委員会(MAUR)を事業主体に指定し、プロジェクトの準備を開始する方針を明らかにした。
![]() (C)Reatimes |
計画されているのは、◇ビンズオン新都市~スオイティエン間、◇トゥーザウモット~ヒエップビン間の2路線。投資総額は約100兆VND(約5600億円)となる見込み。
ビンズオン新都市~スオイティエン間路線は全長29km。全線高架で、17駅を設置する。ビンズオン新都市の中心部を出発し、既存のメトロ1号線のスオイティエン駅に接続する。車両基地(デポ)についても、既存のメトロ1号線のロンビン(Long Binh)デポと共用する。投資額は約46兆7250億VND(約2600億円)の見通し。
トゥーザウモット~ヒエップビン間路線は全長21.87km。同じく全線高架で、13駅を設置する。トゥーザウモット街区(phuong Thu Dau Mot)から出発し、メトロ3号線に接続するヒエップビン街区(phuong Hiep Binh)が終点となる。デポはメトロ3号線のものを共用する。投資額は約50兆4250億VND(約2800億円)の見通し。
MAURは、各プロジェクトの準備段階として、1案件あたり100億VND(約5600万円)、合計200億VND(約1億1200万円)の予算を先行して確保するよう提案している。準備期間中は、関係省庁と連携しながら、事業可能性調査、資金計画、都市計画との整合性確保などを進める予定だ。