- 敷地面積約6.3ha、出力37MW
- 22年3月着工、約3年半の工期経て完成
- 市で1日に排出されるごみの約3分の1処理
地場系コングロマリット(複合企業)であるアマッカオグループ(Amaccao Group)は18日、ハノイ市トゥンティエン村(xa Tung Thien、旧ソンタイ町)でセラフィン(Seraphin)廃棄物発電所の稼働を開始した。
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同発電所は敷地面積約6.3haで、1日当たりのごみ処理能力は2250t、出力は37MW。投資総額は約5兆VND(約278億円)で、2022年3月に着工し、約3年半の工期を経て完成した。
同発電所はドイツ製の最新焼却発電技術を導入し、ハノイ市で1日に排出されるごみの約3分の1を処理でき、最終処分場での埋立量を▲97~98%削減できる。発電した電力は市内の数万世帯に供給される。
燃焼後の排気や煙はヨーロッパのEU2010/75/EC基準に適合したものとなるほか、焼却により発生した燃焼灰はプレキャストコンクリートや無焼成レンガに再利用される。
ハノイ市人民委員会のグエン・チョン・ドン副主席は、市内では1日7600t超の生活ごみが発生し、長年埋立処理に依存してきたと説明した。セラフィン廃棄物発電所は、ごみを資源に変える経済循環モデルとして、都市環境の改善と市民の生活の質の向上に大きく寄与すると強調した。