- ベトナムにとって中南米最大の貿易相手国
- 貿易額を30年に150億USDに引き上げへ
- 対ブラジル輸出品、水産物やゴムなど中心
ブラジル政府は20日、同国のフォス・ド・イグアスで開催されたメルコスール(南米南部共同市場)首脳会合で、ベトナムとの間で特恵貿易協定(PTA)交渉を開始したと発表した。議長国を務めるブラジルのマウロ・ヴィエイラ外相が明らかにした。
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ヴィエイラ外相は、ベトナムをメルコスールにとって重要な貿易相手国と位置づけ、今後の経済関係の強化に期待を示した。ブラジルは新興経済国グループ「BRICS」の創設メンバーで、中南米最大の経済国として世界10位の経済規模を持つ。豊富な天然資源を背景に、農業生産では世界2位、鉱物輸出では世界3位に位置する。
ブラジルは現在、ベトナムにとって中南米最大の貿易相手国となっている。両国の貿易額は2011年の15億3000万USD(約2400億円)から、2022年に67億8000万USD(約1兆0600億円)、2023年に71億USD(約1兆1000億円)、2024年には77億USD(約1兆2000億円)へと拡大した。両国は、貿易額を2025年に100億USD(約1兆5600億円)、2030年に150億USD(約2兆3400億円)へと引き上げることを目標としている。

ベトナムの対ブラジル輸出品は、水産物、ゴム、繊維・衣料、履物、鉄鋼製品が中心となっている。一方、ベトナムはブラジルから、主に大豆、小麦、トウモロコシ、飼料、原材料などを輸入している。




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