- 関係格上げに関する共同声明を採択
- サッカーやハイテク分野などで協力拡大
- チン首相はブラジル訪問後、ドミニカへ
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G20サミットに出席すべくブラジルを訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間17日、同国のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領と会談した。両首脳はこの席で、両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることで一致し、関係格上げに関する共同声明を採択した。
(C)Dan Tri |
双方は、新たな関係枠組みに見合った協力を実施し、サッカーの人材育成やハイテク、デジタル変革、エネルギー変換、バイオ燃料、環境保護、気候変動対応など、双方のニーズに適した分野での協力拡大を促進していく。
両首脳は、防衛・安全保障協力の重要性を評価し、防衛産業における貿易、兵站、軍事医学、平和維持、士官訓練に関する協力を強化するとともに、国際問題と地域問題について、グローバル・ガバナンス、国連改革、飢餓撲滅、貧困削減、気候変動対策に関する協力を促進することで一致した。
大統領はまた、2025年にベトナムがメルコスール(南米南部共同市場)との自由貿易協定の交渉を開始するという首相の提案に対して前向きな姿勢を示した。
なお、チン首相はブラジルでの日程(16日~19日)を終えた後、その足でドミニカ共和国に移動し、19日~21日の日程で同国を公式訪問する。