- ベトナム唯一の民間携帯通信事業者
- ベトナモバイルで初のベトナム人CEO
- 差別化された独自の通信ブランド構築へ
ハノイテレコム(Hanoi Telecom)傘下で、ベトナム唯一の民間携帯通信事業者であるベトナモバイル(Vietnamobile)は、新たな経営戦略方針を発表するとともに、グエン・ヒエン・フオン氏を最高経営責任者(CEO)に任命した。ベトナモバイルでベトナム人がCEOに就くのは初めて。
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ベトナモバイルは、親会社であるハノイテレコムのエコシステムの一部として、確立された技術基盤、柔軟な運営システム、実績ある経営能力を有し、ベトナム人に親しみやすく、市場で差別化された独自の通信ブランドを構築する方針を掲げている。
この戦略を主導するために今回任命されたフオン氏は、長年にわたりハノイテレコムグループに勤務し、上級管理職を歴任した。また、戦略策定、運営能力向上、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に積極的に取り組んできた。今回の任命は、国内市場を深く理解し、ベトナム人消費者の習慣に精通したリーダー層を育成するというベトナモバイルの強い決意を示すものとなる。
「ベトナモバイルは唯一の民間通信事業者として、強固な内部体制と純ベトナム企業のエコシステムからの支援という独自の強みを持っている。その優位性を活かし、通信サービスの提供にとどまらず、デジタルエコシステム全体に深く関与し、顧客と社会に実質的な価値をもたらしていく」とフオン氏は意気込みを述べている。