英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)は、2026年のベトナム経済について引き続き楽観的な見通しを示した。
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政府が掲げる成長率目標+10%には届かないものの、同行はベトナムが引き続きアジアの中でも特に高い成長率を維持すると予測している。
ベトナムの2026年の国内総生産(GDP)成長率は約+7.2%と見込まれている。1~6月期は約+6.5%にとどまる一方、7~12月には約+8%まで加速し、年間を通じて安定した成長が続くと予測されている。
同行が短期的に慎重な見通しを示している背景には、ベトナムと米国の間で進められている関税交渉がある。交渉の結果は2026年半ばに明らかになる見通しで、それまでの間、貿易を巡る不透明感が成長ペースを抑制する可能性がある。
同行のベトナム現地法人であるスタンダードチャータード・ベトナム(Standard Chartered Vietnam)のグエン・トゥイ・ハイン総裁は、原産地規則やトランシップメントを巡る米国との交渉が、輸出だけでなく投資家心理や海外資本の動向にも大きな影響を与えると指摘した。一方で、ベトナムはこれまでの貿易環境の変化に柔軟に対応してきたと評価している。
同行は、交渉が一定の進展を見せれば、不透明感が後退し、経済活動が再び勢いを取り戻すと見ている。
スタンダードチャータード銀行は、製造業が引き続きベトナム経済の中核で、海外直接投資(FDI)流入の主な受け皿になると分析している。最近では、不動産分野へのFDIも増加傾向にあり、市場は回復の初期段階に入っているとの見方を示した。
2025年はFDI実行額が堅調だった一方で、新規認可額は関税交渉の行方を見極める動きから伸び悩んだ。ただし、貿易条件が明確になれば、認可額は再び回復し、中期的な成長を下支えすると予測している。
金融政策については、ベトナム国家銀行(中央銀行)が2025年に示した柔軟かつ慎重な運営を評価し、2026年も金利の安定を重視する姿勢が続くと見ている。安定した金融環境は、企業の資金調達を支え、経済成長を持続させる重要な前提条件とされる。
世界経済が地政学的リスクや貿易摩擦に直面する中、ベトナムは2025年にGDP成長率+8.02%を達成した。スタンダードチャータード銀行は、この結果を「非常に力強い」と評価しており、2026年の成長見通しを下支えする重要な基盤になるとしている。




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