シンガポール系調査会社モメンタム・ワークス(Momentum Works)によると、中国のコンビニ最大手である美宜佳(メイイージアー=Meiyijia)が東南アジア市場に進出し、ベトナムとマレーシアに新ブランド「オーミー(Ohmee)」の初店舗をオープンした。
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中国国内で4万店舗を展開する巨大チェーン
1997年設立の美宜佳は、2010年代半ばから急速に事業を拡大し、2020年に2万店舗を突破した。その後5年足らずで店舗数を倍増させ、2023年7月には主に中国南部や東部の工業地域を中心に4万店舗へ到達した。
中国の業界団体である中国連鎖経営協会(CCFA)によると、2025年末時点の店舗数は4万0147店舗で国内トップとなり、年間売上高は550億人民元(約1兆2800億円)に達する。日本のコンビニ大手であるローソン(LAWSON)やセブン-イレブン(7-Eleven)の中国店舗数と比べても約3倍の規模だ。
フランチャイズと独自のサプライチェーンが強み
急成長の背景には、初期投資を抑えて拡大が可能なフランチャイズモデルがある。さらに、スナックや飲料などの分野で巨大な自社流通網を構築しており、垂直統合されたサプライチェーンを通じて利益率を適切に管理している。これらの強みと規模を活かし、現地パートナーと協力して東南アジア市場の開拓を進める方針だ。
ベトナムとマレーシアは、中国と小売市場の構造や所得水準、都市形態が大きく異なる。また、政府との関係構築や好立地の確保においては既存の現地企業が優位性を持つ。美宜佳がこれらの課題に対し、自社のビジネスモデルをどう適応させて競争力を高めるのか、中国小売業の海外進出の試金石として動向が注目される。




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