北部地方フート省警察は、カンボジアからベトナムへ活動拠点を移し、大規模なオンライン詐欺センターの構築を企てていた多国籍ハイテク詐欺組織を摘発した。同省警察は、首謀者を含む容疑者複数人を緊急逮捕し、本格的な運用開始前に計画を阻止した。
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外国人の不審な動きから捜査を開始
警察は、ハノイ市、西北部地方ラオカイ省、フート省のリゾート施設やファームステイ施設、ヴィラを長期間借り切り、多数の外国人が集団で滞在しているという異常な兆候を発見した。捜査の結果、カンボジアで活動していたオンライン詐欺組織のメンバーが、ベトナムに拠点を移そうとしていることが判明した。
逮捕された中国国籍のチャオ・ウェイチョン(Zhao Wei Zhong)容疑者は、ベトナムに入国して拠点候補地を調査し、カンボジアから移動してくるメンバーの受け入れや宿泊手配を行う役割を担っていた。
5月に同容疑者らは数十人の中国人を複数の場所に滞在させたが、そのうち16人は合法的な入国書類を所持していなかった。グループは発覚を逃れるため、広い施設を借りて頻繁に滞在先を変え、地元住民との接触を避けていた。
運用開始前の詐欺センターを摘発
グループは宿泊施設の確保だけでなく、大規模なオンライン詐欺センターを構築するためのインフラ整備を急いでいた。警察が拠点を捜索したところ、コンピュータ73台、携帯電話134台、USBメモリ34個、Wi-Fi通信機器20セットなどの電子機器のほか、大量の作業用デスクや二段ベッドなどが押収された。これらの設備は搬入・設置されたばかりで、まだ使用されていなかった。
この詐欺組織は、顧客探し、被害者への接近、投資コンサルティング、送金案内、資金洗浄といった部門に分かれた閉鎖的なモデルで運営されており、カンボジアなどで用いていた詐欺の手口をベトナムでも展開する計画だった。
警察はチャオ容疑者のほか、ベトナム人容疑者3人を緊急逮捕するとともに、首謀者を特定して逮捕し、事件の全容解明に向けてさらなる捜査を進めている。





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