ホーチミン市ベトナム国際金融センター(VIFCホーチミン=VIFC-HCMC)、大手物流港湾会社ジェマディプト港湾海運[GMD](Gemadept)、ホーチミン市発展研究所(HIDS)は21日、国際海事金融エコシステムを正式に発足した。これは、金融機関と実体の海事経済を結びつけ、海事サービスから生み出される付加価値を国内に留めるための重要な取り組みとなる。
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海事サービスの高付加価値化を目指す
ベトナムの港湾を経由する貨物量は世界トップ8に入り、その総額は年間1兆USD(約159兆円)を超える。しかし現在、ベトナムが保持している価値はその約7%にすぎず、金融に関連する高利益率の高度な海事サービスからの利益である年間60億~80億USD(約9500億~1兆2700億円)がシンガポールや香港などの海外市場に流出している状況にある。これは、ベトナムの港湾、特にホーチミン市エリアの港湾が主に荷役や倉庫保管といった付加価値の低い業務しか担っていないことが原因だ。
2030年までにバリューチェーンの15%保持へ
専門家によると、今回発足したエコシステムは、南部エリアのカイメップ・ティバイ港などの国内港湾と自由貿易地域を結びつけるだけでなく、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域や南シナ海のサプライチェーンに寄与することを目指している。海運会社や金融機関を含むエコシステムを早期に構築し、最新の包括的な金融商品を提供することで、2030年までにバリューチェーンの15%を保持するという目標の達成に向けた確固たる基盤となる。
デジタルインフラ連携による競争力強化
GMDの代表者は、ハード面のインフラに加えてデジタルインフラの連携も大きな課題として挙げた。現在、税関や港務局が独立したシステムを使用しておりデータ連携が不十分なため、ブロックチェーン技術を基盤とした共通システムを構築し、迅速かつ円滑な情報処理を実現することが期待されている。また、VIFC-HCMCの代表者は今後の戦略として、国境を越えた決済や信用状(LC)開設に最新の金融技術を応用することが、取引時間を短縮し世界的な競争力を高める鍵になると強調した。




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