香港の小売大手であるDFIリテール・グループ(DFI Retail Group)はこのほど、香港の外食大手であるマキシムズ・ケータラーズ(Maxim’s Caterers)から、ベトナムなどアジア7市場における「スターバックス(Starbucks)」のライセンス事業を取得するための条件付き契約を締結した。
![]() (C) DAKALUK / Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.5 |
対象市場はベトナム、タイ、香港、シンガポール、カンボジア、マカオ、ラオスで、計1100店舗超を運営するスターバックスのライセンス事業がDFIに移管される。
同取引は、資産交換の形をとる。DFIが保有するマキシムズ・ケータラーズの株式50%を、マキシムズ・ケータラーズ側が買い戻す。その対価として、スターバックス事業をDFIに譲渡するほか、評価額の差額として約3億4000万USD(約540億円)をDFIに支払う。関係当局の承認などを経て、2027年3月末までの取引完了を目指す。
DFIは、取得するスターバックス事業を直接管理し、収益性を高めるとともに、店舗数を1350店舗以上へ拡大する方針だ。
対象事業の2025年の売上高は約7億5000万USD(約1190億円)で、2028年には約9億USD(約1420億円)への増加を見込む。受け取る現金は将来の買収・合併(M&A)や株主還元に充てられる。
ベトナムでは、米スターバックス本社がブランドを保有し、マキシムズ・ケータラーズ傘下のベトナム法人であるベトアイデア・フード&ビバレッジ(Viet Idea Food & Beverages)が店舗運営を担ってきた。2013年にホーチミン市へ初出店して以来、2026年1月初め時点で店舗数は150店舗に達している。
今回の取引により、ベトナムにおけるスターバックス事業はDFI傘下に移ることになる。






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