ハノイ市都市鉄道(メトロ)管理委員会(MRB)は15日、市内のメトロ5路線の建設事業について、不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)の子会社で住宅開発最大手ビンホームズ[VHM](Vinhomes)と地場のSGC投資建設(SGC Investment And Construction)による共同企業体(コンソーシアム)との間で、設計から設備調達、施工、試運転、引き渡しまでを一括して請け負う「ターンキー方式」の契約を締結した。
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対象となるのはメトロ1号線、メトロ2号線、メトロ8号線、メトロ10号線、メトロ14号線で、5路線の総延長は約253.5kmとなる。用地取得費を除く投資総額は約900兆VND(約5兆5000億円)に上る。
5路線は、ノイバイ国際空港やフンブオン国際スポーツ・コンプレックス、トゥーラム都市区、タイムズシティ、旧コーロア村、オーシャンパークなどの主要拠点を結ぶ計画だ。
最新技術を導入、トンネル掘削設備100セット超を投入へ
同事業は、同市の深刻な交通渋滞の緩和や環境改善、公共交通指向型都市開発(Transit-Oriented Development=TOD)の推進を目指す重要なインフラプロジェクトとなる見通しだ。
対象路線はいずれも軌間1435mmの標準軌を採用し、運転士を必要としない完全自動運転(GoA4)の導入を目指す。施工面では、トンネル掘削機(Tunnel boring machines=TBM)を含む掘削設備100セット超や地中連続壁の掘削設備50セット超、数千台の土砂運搬車両を投入し、複数の工区で同時に工事を進める計画だ。
車両については、VICはフランスの鉄道技術大手であるアルストム(Alstom)との間で、5路線向けに次世代型「メトロポリス(Metropolis)」車両200編成(各5両)を調達する契約を締結している。
2030年末までの全5路線開業目指す
共同事業体は2029年末までに試運転を開始し、2030年12月31日までに全5路線の営業運転を開始する目標を掲げている。
事業の完了により、ノイバイ国際空港や主要経済拠点を結ぶ大規模な公共交通ネットワークが形成され、首都の持続的な経済成長と市民の生活利便性の向上に大きく寄与することが期待されている。







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