- 都市鉄道システム建設、3期に分け実施
- 2045年までの必要資金は555億USD
- 2030年までに全長97kmの建設を完了
ハノイ市人民評議会は1日に会合を開いた。この席で同市交通運輸局が同市人民委員会を代表して、同市都市鉄道(メトロ)システム建設投資計画案を発表した。
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計画案によると、3期に分けて都市鉄道システムの建設を実施し、2045年までに完成させる。詳細は以下の通り。
◇2024~2030年:全長97km(2号線、3号線、5号線)の建設を完了。全長301km(1号線、2A号線延伸、4・6・7・8号線、衛星都市までを結ぶ路線)の投資準備を行う。同期間の必要資金は146億USD(約2兆3400億円)の見込み。
◇2032~2035年:上記の全長301kmの建設を完了。同期間の必要資金は226億USD(約3兆6000億円)の見込み。
◇2036~2045年:全長201km(首都都市計画に従って調整・追加された路線・区間)の建設を完了。同期間の必要資金は183億USD(約2兆9000億円)の見込み。
これに関連し、先日の国会で可決した改正首都法(2025年1月1日施行)では、同市メトロの開発において、公共交通を基盤として都市開発していく公共交通指向型都市開発(Transit-Oriented Development:TOD)モデルを優先する形で事業を進めることを承認している。
TOD区域内において市は、一部項目に関する収入の全額を市予算に回してメトロ開発を含む公共交通システムの開発に充てることができる。