女優のゴ・タイン・バン(Ngo Thanh Van)が手掛ける映画「Tam Cam: Chuyen chua ke(英題:Tam Cam: The Untold Story)」が8月19日に公開された。公開日から10日間で約67万6000人を動員し、興行収入は約461億VND(約2億1300万円)に上るという。
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今回、配給側の韓国系シネマコンプレックスCGVと制作側との間で収益分配の合意に至らず、CGVでの上映は見送られた。CGV以外の各配給会社は、上映回数を初日に700回、2日目に800回、3日目には900回まで増やして観客の需要に対応。これにより、興行収入は公開からわずか3日間で210億VND(約9700万円)に達していた。
同作品は、ベトナムの民話「タムカム(Tam Cam)」に着想を得たもの。ゴ・タイン・バン演じる継母とその連れ子の妹カム(Cam)にいじめられるタム(Tam)の人生、そしてタムとカムの姉妹が王子をめぐって対立する様子を描いたいわばベトナム版シンデレラだ。
制作費は200億VND(約9260万円)。紅河デルタ地方ニンビン省やメコンデルタ地方ロンアン省、東南部地方ドンナイ省などの農村部で撮影が行われた。ゴ・タイン・バンがプロデュースし、7月に活動を休止したボーイズグループ「365daband」リーダーのイサアク(ISAAC)が王子役を演じている。