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　ベトナム人サーカス団員のザン兄弟ことザン・クオック・コーさんとザン・クオック・ギエップさんが2月、イタリアで最後の国際舞台に臨む。

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　兄弟は2月7日にミラノで、2人とも目隠しをし、頭の上に逆様になった相手の頭を乗せた状態で階段を10段上り、10mの道を進み、階段10段を下りるという挑戦を行う。その道幅は、わずか50cm。

　「進む道を見ることも、バランスを取るためにギエップを見ることもできないため、とても危険で、難しい。練習期間も1か月しかない」と兄のコーさんは言う。

　「サーカス王子」とも呼ばれ、兄弟でサーカス人生を歩むこと20年。2人とももう若くないため、外国でのパフォーマンスはこれが最後になるという。今回の挑戦でギネス世界新記録を達成した後は、ベトナムでのパフォーマンスに集中する。

　この1年、コーさんはビジネスに、ギエップさんは歌手である妻のサポートに忙しく、2人で会う時間もあまりなかったそうだが、兄弟はいま、最後の挑戦に向けて練習に励んでいる。