- レ・ビン・ザン氏の長編監督デビュー作
- 衝撃のカニバルリベンジ・ホラー映画
- 各国の映画祭で上映、本国では未公開
レ・ビン・ザン氏が監督・脚本・製作を手掛けたベトナムのカニバルホラー映画「Kfc」が、7月に東京都渋谷区のシアター・イメージフォーラムで公開される。
(C) Le Binh Giang / MAP×Cinemago |
同作品は、ハノイ市を舞台に、救急車で人間狩りにいそしむ医師、人肉中毒のその息子、医者の犠牲になった売春婦の娘らが狂気と復讐の連鎖に陥いっていく様を、容赦ないゴア描写と共に描いた衝撃のカニバルリベンジ・ホラーとなっている。
ザン氏にとって、同作品が長編監督デビューとなる。当初は映画学校の卒業制作として企画したものの、脚本を読んだ大学側から「あまりに残酷すぎる」という理由で却下され、ザン監督は退学の憂き目にあったといういわくつきの作品だ。
その後、名匠トラン・アン・ユン(Tran Anh Hung=チャン・アイン・フン)氏の後押しにより完成し、ニューヨーク・アジアン映画祭で最優秀賞を受賞したほか、ロッテルダム国際映画祭などの映画祭で上映された。しかし、ベトナム国内では現在に至るまで劇場公開されていない。
日本での配給はMAP×Cinemagoが手掛ける。詳細はウェブサイトまたはエックス(X)、インスタグラム(Instagram)を参照。