- チン首相がSCO首脳会議に出席
- 訪問先の中国でプーチン大統領と会見
- ロシアとの伝統的友好関係を評価
中国・天津で開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議に参加するため、中国を訪問したファム・ミン・チン首相は1日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会見した。チン首相はこの席で、ベトナム首脳陣からの挨拶の言葉を伝えた。
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チン首相は、プーチン大統領がベトナムの8月革命記念日80周年(1945年8月19日~2025年8月19日)および建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)で祝辞を寄せたことに対し、謝辞を述べるとともに、ロシアが建国80周年の軍事パレードへの軍隊派遣を決めたことにも感謝の意を示した。
さらに首相は、ベトナムとロシアの伝統的な友好関係と包括的な戦略的パートナーシップを重視しているとし、ベトナムにとってロシアが重要なパートナー国の一つであることを強調した。また双方は、今年5月のトー・ラム書記長のロシア公式訪問以降、両国関係が目覚ましい発展を遂げていることに満足の意を示した。
チン首相は両国首脳陣と政府による緊密な連携と指導により、両国間における多くの課題が解決され、経済や貿易、投資、文化、観光、人的交流など、あらゆる分野での両国間協力が促進されたと述べた。
一方、プーチン大統領は、両国首脳陣の間で合意した協力を引き続き実施する必要性を認めるとともに、チン首相が提案した協力内容に合意し、関係機関やロシア企業に対してベトナムとの協力を深めていくよう指導することを約束した。