北中部地方クアンチ省のフォンニャ・ケバン国立公園でこのほど、厳正保護区内において希少な寄生植物である「サプリアヒマラヤナグリフ(学名:Sapria himalayana Griff)」の存在が確認された。今回の発見は、世界自然遺産である同国立公園の生物多様性に関する科学的なデータを補完するものとして注目されている。
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同国立公園管理委員会が10日に明らかにしたところによると、サプリアヒマラヤナグリフが発見されたのは、コンロアン森林保護ステーションが管理する厳正保護区の第649小区だという。
サプリアヒマラヤナグリフはラフレシア科の完全寄生植物で、巨大な花や特殊な形態を持ち、宿主植物に強く依存して生息することで知られている。現場での調査によると、今回発見された個体はブドウ科の木本性つる植物の根に特異的に寄生していた。
花は植物体の中で地上に現れる唯一の器官であり、生殖の役割を担っている。コンロアン地区で発見された標本は花の直径が約15~20cmで、深紅色の花被の表面には淡黄色の斑(はん)点がある。受粉のためにハエなどの双翅目の昆虫を引き寄せるべく、腐肉のような特有の臭いを放つのが特徴だ。
サプリアヒマラヤナグリフは分布域が狭く、宿主に完全に依存していることから、ベトナムのレッドデータブックおよび国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。
フォンニャ・ケバン国立公園における同種の発見は、地域の植物相のデータを充実させるだけでなく、石灰岩山地の森林生態系の完全性と、同国立公園の生物多様性の価値を改めて証明するものと評価されている。
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