チャン・タイン・マン国会議長は8月31日、ベトナムの建国記念日80周年(1945年9月2日～2025年9月2日)に併せてベトナムを公式訪問した、中国全国人民代表大会(全人代)の趙楽際(ジャオ・ルォージー)常務委員長(国会議長、党序列3位)と会談した。

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　マン国会議長は会談で、趙委員長の訪越を歓迎し、今回の訪問は両国の外交関係樹立75周年に当たる年の意義深いものだとし、ベトナムは常に中国との関係を最優先事項にしていると強調した。

　一方の趙委員長は、過去80年間にわたり大きな成果を収めてきたベトナムに祝意を表し、越中両国は民族解放の闘争の年月で肩を並べ、各自の社会主義建設の過程で互いに学び合い、同志かつ兄弟のような友情を築いてきたと強調した。

　双方は、ハイレベルの共通認識を引き続き効果的に実行し、政治的信頼を強化し、ハイレベルを含む各レベルの訪問・交流を維持することで一致した。また、両国立法機関間の協力を一層実質的かつ効果的に推進し、法的枠組みや開放的な政策の整備で連携し、政府・企業・国民の交流と協力を促進する環境を整える方針を確認した。

　双方はまた、南シナ海問題について意見交換した。双方は、ハイレベルの共通認識を実行し、海洋問題を適切に処理し、平和で安定した環境を維持することで一致した。

　会談後、マン国会議長と趙委員長は、越中国会間協力委員会の第1回会合を共同主宰した。双方は、新たに構築された両国立法機関間の協力メカニズムに基づく会合を評価し、これは両国間の緊密かつ高い政治的信頼を示すものだとした。

　双方はさらに、双方が経験を共有し、両国間協力を促進するための議会協力の方向性を議論する重要なメカニズムとして評価し、国家安全保障に関する共通の関心事である主要問題の立法作業・監督や、経済・貿易、科学技術分野での協力の促進などについて議論した。