ベトナムにおける外国人の出入国・経由・居住法を含む治安・秩序に関する10本の法律の一部を改正・補足する法律(2026年7月1日施行)により、外国人の入国・滞在を対象とする新たな2種類の査証(ビザ)が導入される。

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　新たに導入される2種類のビザは以下の通り。

◇UD1：高品質なデジタル技術産業人材および、法律・国会決議・国会常務委員会決議に基づき優遇を受ける外国人を対象とする。

◇UD2：UD1ビザを取得した外国人の配偶者および18歳未満の子どもを対象とする。

　UD1ビザおよびUD2ビザの有効期間はいずれも最長5年とする。2種類のビザの導入は、高度人材や専門性の高い外国人の受け入れを促進し、質の高い外国人労働力を確保することを目的としている。

　このほか、同法では新たな招へい・保証制度も規定している。ベトナム国内に居住するベトナム国民である祖父母が、親族訪問目的で外国籍の孫をベトナムに招へいできるようになる。

　なお、ベトナムにおける外国人の出入国・経由・居住法に基づく現行規定では、ベトナム国内に居住するベトナム国民は、外国籍の配偶者・子ども・兄弟姉妹、配偶者の祖父母・父母を、親族訪問目的でベトナムに招へいする場合のみが認められている。