中部、中部高原、南部で旱魃、塩害・停電の恐れも

2012/12/12 06:55 JST配信

 中央気象予報台は6日、中部、中部高原、南部の各地域が来年にかけての乾季に旱魃になる予報だと発表した。6日付サイゴンザイフォン紙(電子版)が報じた。

(C)Lan Xuân/TTXVN, Vietnam+
(C)Lan Xuân/TTXVN, Vietnam+

 同予報台の記録によると、北中部のクアンチ省から東南部のニントゥアン省までの地域で、10月から11月までの総雨量が例年に比べ70%~90%減少。また、中部高原、南部地域の雨季は早く終わり、中部も大雨になることが少なかったため、現在これらの地域の河川のほとんどで、水深が浅くなっている。

 中部、中部高原の河川の水量は例年に比べ45%~50%減少しており、メコン川の水量も10%~40%減少している。また、中部地域の貯水池の貯水量は前年比20%~50%減、中部高原地域の貯水池も10%~15%減っている。

 中央気象予報台によると2013年の乾季、北中部のタインホア省ゲアン省などで河川の水量が例年に比べ15%~30%減少、北中部のハティン省から東南部のビントゥアン省までの河川の水量も40%~50%減少すると予測している。中南部沿岸では、河川の水量の減少により海水の浸入が通常より上流まで進み、メコン川では内陸40~60キロメートルにまで達する可能性がある。

 また、全発電量の約4割を水力に頼っているため、ダム貯水量の減少により、停電が頻発する恐れがある。

※最終更新:2012年12月12日14:37JST

[Phuc Hau, sggp, 11:16 (GMT+7), 06/12/2012S]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 中部と中部高原地方にある各水力発電所では、昨年末からの干ばつの影響でダムの水位が落ちており、十分...

新着ニュース一覧

 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VN...
 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初...
 地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノ
 南北高速道路は19日、北端のフウギ国境ゲート~チーラン間高速道路(約60km)および南端のカントー~カマ...
 株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナム(STRIPE VI...
 阪急阪神不動産株式会社(大阪府大阪市)と株式会社シーアールイー(東京都港区)は、シンガポール政府系企...
 ピックルボールのプロ選手養成を目指す「D-JOYスポーツアカデミー」が13日にホーチミン市で開校した。...
 日本全国に700店舗以上のホットヨガスタジオ「LAVA」などを運営する株式会社LAVA International(東京都...
トップページに戻る