日本政府は8日、北部トゥエンクアン省総合病院との間で、草の根・人間の安全保障無償資金協力「トゥエンクアン省総合病院白内障手術強化計画」の贈与契約に調印した。供与金額は8万1500米ドル(約880万円)。ベトナムの視覚障害者数は全盲60万人、弱視者を含めると100万人に達すると言われており、白内障が失明の最大の原因になっている。トゥエンクアン省には約2000人の白内障患者がおり治療の機会を待っているという。この無償資金は、同病院での白内障手術件数の大幅な増加を図るため、手術に必要な機材の購入費用に充てられる。