- 半導体市場の需要と技術革新の変化に対応
- さらなる競争力の強化と持続的な成長図る
- 製造ラインの自動化推進、生産効率向上
半導体・FPD関連装置などの製造・販売を手掛けるローツェ株式会社(広島県福山市)は、拡大する半導体市場の需要と技術革新の変化に対応すべく、連結子会社であるローツェ・ロボテック(RORZE ROBOTECH、北部紅河デルタ地方ハイフォン市)における設備投資の実施を決定した。
(C) ローツェ |
今回の投資により、さらなる競争力の強化と持続的な成長を図っていく。具体的には、既存製品の需要増加に対応するほか、新規開発製品の量産体制を整備し市場投入を加速させるべく、生産能力を従来の2倍に拡大する。また、製造ラインの自動化を推進し、生産効率の向上を実現する。
これにより、市場環境の変化に迅速かつ柔軟に対応できる生産体制を構築し、顧客の要望に応える製品供給を強化していく。
新工場は、現工場と同じくハイフォン市の日本ハイフォン工業団地内に所在する。土地面積は約23万8300m2、工場延床面積は約18万m2。実施予定期間は2025年半ばから2032年までとなる。投資総額は約3億3000万USD(約490億円)。
なお、同設備投資計画は段階的な実施を予定している。第1期に建設予定の新工場は、2026年春頃に建設開始、2027年春頃に完成を目指す。その後、市場の動向を勘案し、順次実施していく。