日本とベトナムのリソースを活用したハイブリッドなシステム開発を行う株式会社ハイブリッドテクノロジーズ(東京都中央区)は16日、ベトナム国内でITコンサルティングから開発・導入支援、トレーニングやオペレーションサポートまで総合的なIT支援事業を展開するNGSコンサルティング(NGS Consulting＝NGSC、ハノイ市)の株式取得に関する基本合意を締結した。

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　同基本合意では、ハイブリッドテクノロジーズがNGSCの総議決権数の40％を保有する筆頭株主になるとともに、他の主要株主とはハイブリッドテクノロジーズの意思を反映した会社運営を行うことについて合意している。加えて、ハイブリッドテクノロジーズがNGSCの取締役の指名権を持つことなどの条件を定めており、これによって実質支配基準によるNGSCの連結子会社化を見込んでいる。

　今回、ハイブリッドテクノロジーズが株式を取得する予定のNGSCは、地場NGS通信機器(NGS Telecommunication And Equipment、ハノイ市)の子会社で、各業種のベトナム国内大手顧客に対するERP、クラウド、CRMなどの幅広いソリューションを用いた開発・導入支援、トレーニングやオペレーション支援などの豊富なコンサルティング実績を誇る。

　NGSCの資本金は300億VND(約1億8000万円)で、大株主と持株比率はNGSが70.0％、ファム・テー・チュオン氏が20.0％となっている。

　今回の取得株式数は120万株(議決権の数120万個)、取得価額はNGSCの普通株式が約3億3500万円。2月中旬に契約を締結し、2月下旬に株式譲渡を実行する予定だ。

　株式取得の完了後、ハイブリッドテクノロジーズグループはベトナム市場におけるコンサルティングサービスの提供を開始することとなる。