- 開業後の安定的な鉄道運営をサポート
- 専門家を現地に派遣、助言と実行支援
- 駅運営業務全般など担当

東京地下鉄株式会社(東京メトロ、東京都台東区)は23日、2024年12月に開業したホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)のオペレーション&メンテナンス(O&M)アドバイザリー事業を開始する。実施期間は12月31日まで。
![]() (C) 東京メトロ |
同事業では、東京メトロが持つO&Mの知見を、同路線の運営会社であるホーチミン市メトロ1号線有限会社(HURC1)に提供し、開業後の安定的な鉄道運営をサポートする。
同事業では、会社運営、列車運行・駅業務、鉄道施設保守管理・訓練における各分野の専門家を現地に派遣し、HURC1に対して助言の提供と実行支援を行う。このうち、東京メトロは駅運営業務全般と、電力供給施設のメンテナンス計画、電力供給に関する異常発生時の復旧対応などを担当する。
東京メトロは、ホーチミン市のメトロ開業に向けた取り組みとして、2017年12月に国際協力機構(JICA)から「ベトナム国ホーチミン市都市鉄道規制機関及び運営会社能力強化プロジェクト」を受注し、HURC1の社内規程・マニュアルの作成や安全認証の取得に関する支援業務を行ってきた。
今回、東京メトロは、発注者である同市メトロ管理委員会(MAUR)から日本工営株式会社(東京都千代田区)を幹事会社とするコンサルタントJVが受託した業務において、日本工営の協力会社として参画する。
東京メトロは、同事業を通じてホーチミン市における利便性の高いメトロシステムの実現に向けて貢献していく。