- 「ウィケックス」開発支援に投資
- 市場拡大とデジタル金融技術の強化を目的
- 包括的な金融エコシステム構築加速へ
地場投資ファンドであるチュオンホアンロン・ファンド(Truong Hoang Long Fund)は、オービット・テクノロジー商業サービス(オービット=Orbit)に1000万USD(約14億8000万円)を出資し、デジタル資産取引プラットフォーム「ウィケックス(Wikex)」の開発を支援する。今回の投資は、市場拡大とデジタル金融技術の強化を目的としている。
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オービットはウィケックスの運営会社で、同プラットフォームは透明性の高い投資ソリューションを提供する主要製品だ。高速処理、多層的なセキュリティ体制に加え、人工知能(AI)を活用してユーザーのトレンド分析を支援している。
同ファンドの代表は、「オービットの明確なビジョンと先進的な技術の活用により、安全かつ透明性の高い最適なユーザー体験を提供する方針を評価している」と述べた。
一方、オービットの代表者であるファン・チャウ・ロン氏は、「今回の資金は、研究開発チームの拡充やセキュリティ基盤の強化、さらに東南アジア市場に向けた顧客アプローチ戦略に重点的に投じる」と説明した。
また、「チュオンホアンロン・ファンドの支援は資金面だけでなく、長期的なビジョンの共有を通じて、包括的な金融エコシステム構築の加速にもつながる」と強調した。