- バックマイ、E、タイグエンA病院と提携
- デジタル病理支援と医療AI活用で覚書締結
- 日越の医療ICT分野における協力強化へ
医療ソフトウェア・クラウドサービスの企画・開発・運営・販売を手掛けるメドメイン株式会社(福岡県福岡市)はこのほど、バックマイ病院(ハノイ市)、E病院(ハノイ市)、タイグエンA病院(東北部地方タイグエン省)との間で、デジタル病理支援および医療人工知能(AI)活用に関する包括的業務提携の覚書(MOU)を締結した。
![]() (C) メドメイン |
覚書は、日本とベトナムの医療ICT分野における協力強化を目的とし、メドメインが開発・提供するAI搭載クラウド型デジタル病理支援システム「PidPort(ピッドポート)」をベトナム国内の医療機関に導入・実証・展開することを軸としている。
メドメインは、「PidPort」を通じて、病理画像のデジタル化とAIによる診断支援を行うことで、医師の負担軽減と診断の質の向上を図る。今回の覚書の締結により、ベトナム国内での技術導入・トレーニング・共同研究の推進が期待される。
今後は、実証導入の結果をもとに、他の医療機関や大学・研究機関とも連携し、ベトナム全土での「PidPort」の展開を目指す。また、医療人材の育成を支援する研修プログラムの開発や、ベトナム国内の診療ガイドラインとの整合性を踏まえたAIモデルの最適化にも取り組んでいく。