医療ソフトウェア・クラウドサービスの企画・開発・運営・販売を手掛けるメドメイン株式会社(福岡県福岡市)と、日本の医療技術の海外展開支援や医療ツーリズムサービスを手掛ける株式会社SMC(北海道札幌市)メディカルツーリズム・ジャパン事業部は7月1日、ベトナムにおける病理診断分野の人工知能(AI)の研究利用促進および、日本式医療の展開を目的としたパートナーシップ契約を締結した。

(C) メドメイン

　メドメインは、AIを活用したクラウド型病理診断支援システムを開発・提供しており、世界各国の医療機関で導入が進んでいる。一方、SMCメディカルツーリズム・ジャパン事業部は、医療ツーリズムおよび日本の先端医療技術の国際展開支援を主軸とし、アジアを中心とした諸外国との医療連携を推進している。

　今回のパートナーシップは、ベトナムにおける病理診断領域でのAI活用を共同で推進することを目的としている。両社は、ベトナムの医療機関でのAIの研究活用を通じて、同国の病理診断の発展に貢献していく。

　両社は、契約に基づき以下の活動を進めていく。

◇ベトナムの医療機関との連携によるAI病理診断支援システムの研究導入

◇日本式医療に関する教育・普及活動の共同展開

◇医療分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進

◇医療の質の国際的共有によるグローバルヘルスへの貢献

　メドメインの技術とSMCメディカルツーリズム・ジャパン事業部の国際展開支援のノウハウを掛け合わせることで、現地ニーズに対応しながら、持続可能で高品質な医療サービスの提供を目指す。