株式会社ウェザーニューズ(千葉県千葉市)は7月31日、農業環境省水文気象局傘下のベトナム国立水文気象予報センター(NCHMF)および水文気象サービス技術調査センター(HMSTS)との間で、気象分野における相互協力に関する覚書(MOU)を締結した。

(C) ウェザーニューズ

　これにより、ウェザーニューズは、2015年より構築している水文気象局との協力関係をさらに強化していく。今回の相互協力では、同社が長年にわたり培ってきた高精度かつ高解像度な気象予測インフラを活用した台風・大雨における人工知能(AI)予測情報を提供するとともに、グーグル(Google)の先進的なAI技術を用いた気象予測モデルも提供する。

　これらを提供することで、ベトナムにおける自然災害リスク軽減とレジリエンスの強化に貢献していく。

　具体的な協力内容として、◇台風・大雨・洪水予報に関するAI気象コンテンツの提供、◇気象精度向上に向けた技術共有、人材育成、災害リスク軽減における運営支援の協議および実施が挙げられている。

　同社は今後も、世界各国の機関や企業との連携を積極的に推進し、自社の予測技術や最先端のAI技術などを社会実装することで、自然災害リスク軽減とレジリエンス強化を実現していきたい考えだ。