- PVNと第2ギーソンパワーと協力覚書締結
- 二酸化炭素回収・貯留事業立ち上げへ
- CCSバリューチェーンの構築に向けて協力
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC、東京都港区)とENEOS Xplora株式会社(東京都港区、旧社名:JX石油開発株式会社)は17日、ペトロベトナムグループ(PVN)と第2ギーソンパワー(Nghi Son 2 Power)と共に、ベトナムにおけるCCS(Carbon dioxide Capture and Storage=二酸化炭素回収・貯留)事業の立ち上げに向けた協力に係る覚書(MOU)を締結した。
![]() (C) JOGMEC |
この覚書は、ベトナム国内におけるCO2排出源からの回収・分離、輸送、貯留を網羅するCCSバリューチェーンの構築に向けた協力を目的としたもの。同日にマレーシアのクアラルンプールで開催されたアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)の第3回閣僚会合における覚書セレモニーで披露された。
JOGMECとペトロベトナムは、2007年に包括的協力覚書を締結して以来、エネルギー事業に関連するさまざまな共同事業に取り組んできた。2022年には、覚書の対象範囲にCCSや水素などを含め、関係を一層強化している。
この枠組みに基づき、両者は2024年2月、ベトナムにおけるCCS調査に関する共同スタディ協定を締結し、民間主導によるベトナム国内でのCCS事業の立ち上げに向けた各種スタディおよび理解促進活動を実施してきた。スタディの一部はENEOS Xploraに委託され、ベトナム沖合で有望なCO2貯留エリア候補が確認された。
また、理解促進活動を通じて、北中部地方タインホア省で第2ギーソン火力発電所を操業する第2ギーソンパワーが、同発電所から排出されるCO2の削減を目的としたCCS事業への関心を表明した。これを受けて、ペトロベトナムとENEOS Xploraを含む4者による協力体制が構築され、今回の協力覚書の締結に至った。
今回の覚書の締結により、ベトナムにおけるCCS事業環境の整備がさらに進展することが期待される。



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