- 人事異動に関する臨時国会を開催
- ビン政治局員ら3人が副首相に選出
- 汚職規定違反のカイ氏は副首相解任
第15期(2021~2026年)国会の第8回臨時国会が26日に開催された。今回の臨時国会は人事手続きのために開いたもので、副首相3人、資源環境相、司法相の5人の任命を批准したほか、最高人民裁判所長官と最高人民検察院検事総長が選出された。
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新副首相には、◇グエン・ホア・ビン最高人民裁判所長官(政治局員)、◇ホー・ドゥック・フォク財政相、◇ブイ・タイン・ソン外相の3人が選出。
副首相に就任するビン氏の後任として、レ・ミン・チー最高人民検察院検事総長が最高人民裁判所長官に転任。また、チー氏の後任として、グエン・フイ・ティエン最高人民検察院次長検事が昇格することになった。
さらに、西北部地方イエンバイ省共産党委員会のドー・ドゥック・ズイ書記が資源環境相、南中部沿岸地方カインホア省共産党委員会のグエン・ハイ・ニン書記が司法相にそれぞれ選出された。
これらに伴い国会は、グエン・ホア・ビン氏の最高人民裁判所長官の職と、レ・ミン・チー氏の最高人民検察院検事総長の職をそれぞれ解任。また、これに先立ち中央経済委員長に転任していたチャン・ルウ・クアン氏については副首相の職を、レ・タイン・ロン副首相については司法相(兼任)の職をそれぞれ解任した。
今回の人事異動により副首相は、◇グエン・ホア・ビン副首相(政治局員)、◇ブイ・タイン・ソン副首相(兼 外相)、◇ホー・ドゥック・フォク副首相(兼 財政相)、◇レ・タイン・ロン副首相、◇チャン・ホン・ハー副首相の5人体制となった。
このほか、汚職防止規定違反により更迭されたレ・ミン・カイ氏とダン・クオック・カイン氏の2人については、副首相の職と資源環境相の職が正式に解任された。