- ラム氏、7月のラオス訪問時にも首脳会談
- 国防・安全保障協力の強化で一致
- 国際・地域問題、多国間フォーラムで協議
ラオスのトーンルン・シースリット国家主席 兼 ラオス人民革命党中央委員会書記長は10日、ベトナム公式訪問を開始した。同氏は13日までの日程でベトナムに滞在する。
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10日午前に国家主席府で歓迎式典が盛大に執り行われ、21発の祝砲が響き渡った。式典後、トー・ラム書記長 兼 国家主席とシースリット国家主席は首脳会談に臨んだ。
ラム書記長はこれに先立つ7月、国家主席就任後初の外遊先としてラオスとカンボジアを歴訪し、シースリット国家主席と会談している。
ラム書記長は会談で、ベトナムは両国間の偉大なる友情、特別な団結、包括的な協力の強化でラオスと緊密に協力し、ベトナム、ラオス、カンボジアの3国間の団結を維持・推進していくとした。
双方は、さまざまな分野において両国関係を実際的かつ効果的に強化するための方策について議論した。政治関係をさらに深め、相互理解や信頼を強化し、これを包括的な協力の基盤とすることで合意したほか、ハイレベル訪問を維持し、特に新たなテーマに関する議論・交流を強化することで一致した。
両首脳はまた、ますます複雑化する国防・安全保障上の課題に対処すべく、相互支援の強固な基盤を確保し、国防・安全保障協力を強化することで一致した。また、両国の政治的安定を維持すべく、締結済みの国防・安全保障関連の議定書や協力計画を積極的かつ効果的に実施することの必要性を主張した。
さらに、双方は国際情勢に関する情報と分析の交換を維持し、国際法に基づき相互の正当な利益を保護することで合意するとともに、国際問題や地域問題、多国間フォーラムにおいて緊密に協議し、支援し合うことを約束した。
シースリット国家主席は同日午後、ファム・ミン・チン首相とノン・ドゥック・マイン元書記長とも会見した。11日午前には、バックソン英雄烈士慰霊碑とホー・チ・ミン廟を訪れ、花輪を捧げた。また、同日午後にはチャン・タイン・マン国会議長と会見した。